これはおすすめ!3DSのバッテリーを大容量化する

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    息子の3DSのバッテリー寿命がそろそろ尽きかけてきた。娘のと同時期に購入したはずだが、なぜか圧倒的に寿命が短かった。使用頻度の問題だろうか。そういえば、彼はゲームをしていない時間以外は、すべてゲームに費やしているように思う。かわいそうだが、自業自得だ。

    とはいえちょっと不憫に思えてきたので、バッテリーを交換してやることに。そうだ、せっかくの機会だから、前から気になっていた大容量バッテリーを実装してみたらどうか。うまくいけば、家族ドライブ中にシガーソケットを3DSで独占されることがなくなるはず。

    思い立ったが吉日。さっそくAmazonでググってみる(←誤用)。すると、おお、けっこうあるある。サイズやカバーデザインはもとより、価格も結構まちまち。どれがいいのか即断しづらいが、価格の安い製品のレビューをよく見ると、危ない危ない、結構な不具合を訴える声が多いじゃないですか。「サイズが微妙に合わない」「すぐに電池切れになる」なんていうのはかわいいほうで、「ゲームが落ちました」「ケースが溶けました」「火事になりかけました」なんていう恐ろしいコメントも。非純正バッテリーという特性上、ある程度のリスクは仕方ないのかもしれないが、3DSを延命するために自分の寿命がちぢんではたまったものではない。少々高額でもいいから、なるべく信頼性の高いものがいいだろう。急がば回れだ(意味不明)。基準は「★1」レビューがない製品。となるとわりと絞られる。その中から、今回チョイスしたのがMUGEN POWER社の「Nintendo 3DS用 大容量内蔵バッテリー Pro」だ。



    「Nintendo 3DS用 大容量内蔵バッテリー Pro」は、標準の4.4倍の容量をもちながら、比較的コンパクトな大容量バッテリー製品。カバー色もボディにあわせて3色に対応していて(選べるんじゃなく、全部ついてくる)、専用ドライバーも付属している。価格は他社製品よりお高めだが、PSE取得済とあって信頼性は折り紙つき。レビューを見ても、少なくとも記事を書いている時点では最も評価がよい商品の部類に入る。といっても、実物を見るまではまだまだ安心できない。

    商品が届いてまず驚いたのが、バッテリーとカバーが別梱包だったこと。なるほど、カバーはオプションなのね。と、そこは納得しとこう。さっそく「ゲームセンターCX 3丁目の有野」に夢中の息子から3DSを取り上げ、交換作業開始。

    まずは、付属のドライバー背面のカバーを開ける。4箇所のネジを緩めると簡単にオープン。長年使い込まれた風格が、カバー内部の様子からも感じ取ることができる(要するに汚い)。



    次に、純正のバッテリーを取り外す。長らくお疲れ様でした。といいつつ、もちろん一応捨てずにとっておく。念のため。

    いよいよ大容量バッテリーを取り付ける。おお、こうやって比べると、相当デカイ!付属のカバーよりデカイんじゃないかと思ったが、そんなことあるわけないことは、筆者以外たぶん誰もが気づいている。出っ張った箇所がもともとのバッテリーの位置にくるように、金属の接触部分を合わせるようにセットすればOK。問題ナシ。



    最後は、付属の専用カバーを、本体のカラーに合ったものを取り付ける…と思ったら、何を思ったのか「カバーは赤がいい」と息子が主張。せっかく本体と同じ白カバー付属のセットを選んだのに、なにゆえツートンか。



    というわけで、とくに何事も無くアッサリ終了。その見た目はというと…。おお、意外にもツートンにしたことで、元のフォルムが損なわれていないw。これは怪我?の功名かっ。ミラクルは受験までとっておけ、息子よ。



    さて、気になる使用感はどうか。以前より少々ずっしりくるボディーは、手にとった感じも前とは違う。でも、悪い感じではなく、むしろフィット感という点では前よりいいかもしれない。厚みが増したことで、操作が安定したのだ。これは想定外。もちろん、人によって、ゲームによってはデメリット要素になるかもしれないが、あとは各個人のプライオリティの問題だろう。少なくとも、我が家ではメリットのほうが大きかった、と思う。ちなみに、非ライセンス製品なので、バッテリー交換はあくまで個人の責任で。トラブっても誰も助けてはくれない。そして、重ね重ね言うが、息子の3DSは汚い



    ところで、肝心の「稼働時間」だが、2週間程経ったので息子に訪ねてみたら「そういえばまだ1回くらいしか充電してない」という。商品の信頼性の前に息子の記憶力から疑うべきだと思うが、体感的に申し分ない性能を備えていることは理解できる。4.4倍は理論値っていうわけではなさそうだ。来月に控える夏休み。予想される長旅、渋滞。子供をどれだけ「黙らせておくか」は、子を持つ親の課題。少々お高めだが、検討しても損はないかもしれない。
     

    雲の海を泳ぐ

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      5/20にバンダイナムコからPS3用のオンラインゲーム「エースコンバット インフィニティ」がリリースされた。人気タイトルの最新作ということで、シリーズファンを中心に盛り上がりを見せている。「ファントム無頼」や「エリア 88」を愛読してた筆者としても、もちろんエントリーしないわけにはいかない。


      「エースコンバット インフィニティ」のPV。さすが最新作、といった貫禄はあるが…。

      リアルな空を自由に飛び回ることは簡単じゃない。旅行が好きな人でもジャンボジェットを操縦する機会はあまりないと思うし、パイロット免許を個人で取得するには、バンジージャンプに挑む度胸だけでは足りず、習得期間も費用もかかるだろう。空にロマンを感じ、ラジコン機にその想いを委ねた人達は、夢を実現する前に巨額投資した愛機を失うリスクを常に伴う。それに比べると、フライトシミュレーションは比較的キラクに空との一体感を得られる優れたレジャーだと思う。ただのゲームというジャンルでくくってしまうのはもったいない。

      その昔、「THE COCKPIT」というパソコン上で動くフライトシミュレーションゲームがあった。フライト、といっても、やることはランディングのみ。ポリゴンでもスプライトでもない、ドットで描かれた滑走路に、ファイナルアプローチの状態からゲームがスタートして、無事着陸できればクリアという、シンプルなものだったが、挙動は航空力学に基いて計算されているのでリアリティがあり、故に難易度も非常に高かったのを覚えている。

      コンピューター性能の向上とともにフライトシミュレーションも多用化して、上記のエースコンバットシリーズのようなライト感覚な作品をはじめ、数多くのフライトゲームが登場。ドラクエのようなモンスタータイトルにこそならなかったが、もともとマニアックなジャンルだったフライトシミュレーションがそれなりに市民権を得たことは確かだと思う。

      ところが、ライト作品に対して不満の声を上げるゲームファンも少なからずいる。力学を無視して、誰でも簡単に飛行機を操れるフライトシューティングやフライトアクションゲームは、ピアノが弾けなくても作曲できてしまうガレージバンドのようなもので、確かにすこし手応えに乏しい。エースコンバット最新作「インフィニティ」も、過去シリーズの「ライト」な部分をしっかり継承してしまったため、100発近いミサイルを搭載したまま何事もなかったようにループを描く。その挙動は飛ぶというより「3D空間の座標を移動する」というだけのものだ。

      ゲームの方向性なので仕方ないのかもしれないけど「これじゃない」と感じてる人がいるのも確か。かといって高価なPC用の本格フライトシミュレーション導入しようにも家族の視線は冷たい。高度10000メートルに到達する前に、嫁さんという乱気流で墜落必至。そもそもテイクオフすらできない恐れもある。そんな不幸なお父さんパイロットが満足に飛べる空は、もうコンシューマには残されていないのか。


      リアルなグラフィックと本格的な挙動「蒼の英雄 Bird's of Steel」

      「蒼の英雄 Birds of Steel」というフライトゲームがKONAMIからPS3対応ソフトとしてリリースされたのは、2013年3月のことだった。それまでもPS3対応のフライトゲームはあったが、グラフィックやストーリーがすばらしくも、リアルな挙動に重きを置く作品は存在しない。カテゴリを「フライトシミュレーション」としっかりうたった「蒼の英雄」は、コンセプトからして異なるものだった。第二次大戦をテーマにした同作品は、各国の主力戦闘機や攻撃機を実機さながらに操縦することができる。その挙動はアーケード、リアル、シミュレーターから選べ、順に実機に近く、難しくなっている。ギアの出し入れはもちろん、エンジンスタート/停止やフラップ角まで操作できるゲームは、コンシューマでは見たことがない。シミュレーターモードではトリム調整もできるなど、PS3のコントローラーでは割り当てるボタンが足らなくなるくらい操作系統が充実している。(筆者は右スティックを視点にしてしまうとボタンが足らないので、デュアルショックコントローラー3のモーションコントロールを視点移動にあてて、右にスロットルとラダー操作を適用した。)ボタンを覚えるのも難しいが、機体操作はさらに難しく、ちょっと強引にスティックを入れればあっという間にストールする。最初のうちはまともにランディングするのさえ難しいのに、空母着艦ミッションなんて途方にくれまくりだ。針に糸を通す、とはこのことか。

      それでも、何度も何度もやっているうちに、機体を上手にコントロールできるようになる。そうなると、フリーフライトでただ飛んでるだけでも、ものすごい爽快感、達成感がある。ただ直進してるだけでもなぜか風を感じる。急降下すればなおさらだ。風防がミシミシ唸る音で「そろそろ危険かも」と悟る。急旋回すると遠心力で血液が下半身へ流れるため視界が暗くなる(ブラックアウト)が、そのギリギリのGがなんとなく身についてくる。機体性能だけでなく、身体性能も、このゲームの「リアル」に含まれているのだ。
      フリーフライトは空中でも終了できるが、必ず空港に着陸。ハンガーがあれば、そこまで機体を誘導して、エンジンを切って終了…という自分縛りを作っては酔いしれているプレーヤーは、筆者だけではないはずだ。


      ところで、空を飛ぶなら、真っ青な快晴の空よりすこし雲があるほうが好きだ。いや、少しどころか、かなりの悪天候すら望ましい。離着陸の難度はとてつもないが、打ち付ける豪雨に耐え、雲を抜け、やがて青空と太陽が見えた時の感覚は、群馬の山育ち(筆者)が海を見た時の興奮に似ている。死の恐怖を味わわせてくれた雨雲は、真っ白い雲海となって地平線まで広がる。その中というか上というかを小さく小さく漂う飛行機は、飛ぶというより「雲の海を泳いでいる」と表現したほうがイメージに近いと思う。空は、ただの虚無な空間ではなく、質量を持った大気という物質であり、雲はそれを視覚的に感じさせてくれる。
      そして「蒼の英雄」では、その圧力、抵抗力・浮力のようなものを、コントローラー越しに確かに感じるのだ。これはプレイした人じゃないと伝わらない感想だろう。

      残念ながら「蒼の英雄」も含め、今の家庭用フライトシミュレーションゲームでは、まだまだ満足いく雲海をリアルに再現できるほどの能力がない。たとえば、イチバンの憧れ「積乱雲を縫うように飛ぶ」イメージは、ジブリの「紅の豚」そのものだが、それもまだできない。近いものは「Battle Field3」のキャンペーンで登場するフライトミッションのワンシーン。しかし、これも一時的なもの。

      でも、技術の進歩はすさまじい。いずれはこの夢も叶うに違いない。少なくとも、筆者が操縦ライセンスを取得するよりは、ずっと近い未来に。

      それではまた、この雲の海のどこかで。グッドラック!


      評価:
      ---
      コナミデジタルエンタテインメント
      ¥ 5,699
      (2012-03-08)


      PS3のHDDをSSDに換装する

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         スカイリムで致命的なバグを連続でくらったのをきっかけに新キャラ作成。ついでとばかりに、なんとかPS3を高速化できないか調べた所、HDDをSSDに変えると効果があるらしい。だまされたと思ってやってみるか。

        ひとまずオサイフにやさしめなラインで「Crucial M4 128GB」というのをチョイス。HDは160GBなので容量は減るが、もともと100GBも使ってないしよく見たらほとんど遊んでないゲームデータか体験版なので問題なし。バックアップに少々手間取るものの親切なサイトのおかげで段取りに戸惑うことなく換装完了カンタンピン。その効果は…!?

        むう、微妙だが確実に速い。今までは宿屋から外に出るとウイスキーを手にとって飲んで戻してもまだロード中ってな感じだったが、換装後はウイスキーを置く前にもうロードが終わってる感じだ(わかりづらい)。その他、メニューへの切り替えやセーブ、時間進める時などのヘンな間がほとんどなくなってる。これはすごい!

        ただ、画面を激しく振った時などのコマ落ち感は相変わらずなので、描画が速くなった感じはしない。当たり前だがCPU/GPUに依存する速度は変わらないというわけだ。それと、ブルーレイの読み込みを多用するゲームにも効果は低い、そりゃそうだ。そういえば店頭では「SSDでゲームが速くなるは都市伝説」的な指摘をされたが、指してる「速さ」の意味が違うんだなと、あとから気づいた。

        ことスカイリムとは相性がよいと感じた。以前のPS3カクカク問題改善後は描画も悪くないし、オンゲーとちがって同期とったりもない。HDDの読み込みに関連するラグがイライラの正体だったので、わずかながら体感できるほど効果が出たのは本当に嬉しい。

        問題は価格と信頼性。SSDはがんばればPS3に届くんじゃないかという高額商品なのに、PS3との相性の良し悪しが製品ごとに異なるという素人泣かせ。導入にも勇気がいる。レビュー見てるとハズレ引いたケースも少なくないのでますます慎重になるところ。導入後数ヶ月経って使えなくなるパターンもあるというから恐ろしい。しばらくは経過を見守りたい。


        【参考サイト】
        http://www.ps3wiki.net/index.php?HDD%E6%8F%9B%E8%A3%85%E6%96%B9%E6%B3%95
        http://blog.livedoor.jp/snb_ir/archives/51976616.html
        http://gigazine.net/news/20090822_ps3_hdd/



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