奥多摩湖周回ライド

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    塔ノ岳登山のダメージはひどく、ほぼまるまる一週間、意味不明な足全体(とくに前腿)の痛みに苛まれる。これはもはや筋肉痛のレベルではない。それでも、つい次の計画(登り)を練ってしまうのは、ポジティブなのか、バカなだけか。今回は奥多摩湖周回ライド。武蔵五日市駅をスタートし、奥多摩湖を時計回りに戻ってくる算段だ。



    武蔵五日市駅で仲間と合流。こちらはクルマのほうがアクセスがよいので、圏央道を使って1時間半ほどで到着。近隣の駐車場はどこも24時間内で500円前後。安い。



    武蔵五日市から、まずは第一目標の「都民の森」を目指す。序盤は緩やかな勾配が続くが、最終的に標高1000mに到達するはず。これは、いつも登っているヤビツ峠より250mも高い。心してかかるべき。


    目的地手前約5kあたりから、勾配はかなりキツくなる。途中で「夢の滝」なる絶景ポイントに遭遇。こういう思いがけないサプライズに、サイクリング中はたびたび遭遇する。



    「都民の森」に到着。ローディーとハイカーとバイカーが入り交じる、賑やかな拠点。30分程休憩。けんちん汁と三頭だんご(くるみみそ)がやばうま。



    ここで引き返す人も多いが、今回は周回ライドなので、このまま風張峠を越えて奥多摩湖をめざす。天気はすこぶるいい。風は冷たい。サイクリング日和。



    奥多摩湖到着。このへんからトンネルがやたら多い。ライト着用はもちろん、バッテリー事前チェック必須。地面の凸凹ゾーンにも注意。この日、途中でサイコンとアイウェアが落下した。



    小河内ダムに到着。腹ペコ。



    直ぐ側の「水と緑のふれあい館」で遅めの昼食。ここは数量限定「ダムカレー」が鉄板でしょ。館内は混雑していてオーダーから随分時間が経った。にんじんととうもろこしをパスタで繋いだ飾りがなければ、あと15分は早く出てくるのでは?


    その後はおおむね下り一辺倒。…と思いきや、武蔵五日市手前でまさかの「梅ケ谷峠」の洗礼。連日の湘南平&ヤビツトレのおかげでかろうじてクリアするも、ギブアップ寸前。雨にも降られ、軽いトラウマ。


    それでも、ほぼ予定どおりのスケジュールで周回ライド達成。駅構内の神戸屋で電車待ちティータイムの余裕すらあった。帰りは高速を使わず下で地道に帰った(ドケチ)が、疲労は確実に蓄積していたようで、かなりの睡魔に襲われた。そっちがラスボスか。あぶねえ。


    しかばねは おくたま かざはりとうげを たおした。みとうだんごと だむかれーを てにいれた。



    大野山ソロライド(悪天候)

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      以前「大野山」を登山したとき、山頂付近でロードバイクのグループを見かけた。「なるほど、この山は自転車でも登れるのか」それならいつか登ってやろうということで、ついに決行となる。頂上からはパノラマ絶景が楽しめる(というか、それくらいしか魅力がない)大野山。「なんでわざわざこのタイミング?」というくらいの超悪天候だったけど、気づかなかったことにする。

       

       

      ハイキングと同じスタート地点。人影は少ない。

       

       

      道中には、なぜかボクシングジムが。営業しているのか?

       

       

      勾配は思いの外キツかった。距離は短いが局地的な勾配率はヤビツの序盤を上回る。路面状態は非常に悪く、道路脇の側溝も深い。道幅も狭く、場所によってはガードレールもないため、自転車にはなかなか危険なコースが続く。

       

       

      山頂に近づくと、牧場施設が見えてくる。登山のときは違うコースだったので、気付かなかったが、廃止されたとはいえ、わずかに牛や馬が飼われている。今日の天気だと、それもほとんど見えないが。

       

       

      山頂(標高723 m)付近に到着。知ってはいたけど。やはりなにもない。山頂までは徒歩になるが、絶景どころか、10m先さえ怪しいので、今回はパス。

       

       

      「ミビョーナ」「ミビョーネ」という、ビミョーなキャラがお出迎え。なんのキャラかは、よくわからない。

       

       

      唯一「施設」っぽいのも、営業していない様子。自販機あるだけましか。

       

       

      というわけで、とくに達成感も余韻もないまま下山。道中気になった唯一の食事何処「ふか沢」に立ち寄り、天ぷらそばを堪能。恐らく、本日のメインイベントはこっち。詳しくは語らないが、一見古民家のような店内は、よくみるとなんとも怪しいオブジェでいっぱい!?

       

       

       

      普段なら、自転車での下山はそのままご褒美タイムとなるはずだが、路面の荒い大野山では「ヒャッハー」できない。常にブレーキをかけたまま、慎重にゆっくり降りていく。

       

       

      大野山、自転車ライドをまとめると、

       

      ・アクセスが悪い。

      ・距離は短いが勾配はキツイ。局所的に15〜20%箇所も(推定)

      ・交通量は少ない(皆無)

      ・路面は荒く、極めて走りづらい。

      ・山頂に売店はない。トイレのみ。

      ・晴れていれば、景色サイコー!

       

      ということで、よほど物好きな人、峠スタンプラリーをやっているような人以外には、あまりオススメはできない。

      牧場さえやってれば随分印象が違ったろうが、なんで廃業しちゃったんだろう。悔やまれるばかりだ。

       

       

       

       

       

       


      箱根旧街道ー沼津ライド

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        以前、無謀な思いつきで登った箱根。結果膝をぶっ壊し、1か月以上まともに自転車に乗れない羽目になったトラウマライドだったが、今回はさらに無謀にも、箱根超えてさらに沼津を目指す計画。しかも、登りはラクな1号線ではなく、より勾配のキツイ旧街道だ。

         

         

        スタート拠点は例によって箱根湯本駅。もちろん、自走なので既に20km程走ってきている。

         

         

        旧街道はガチ乗りしてしまって、写真は一切なし。よって、証拠もなし。

         

         

        芦ノ湖到着。見慣れた光景。フジミヤのチキンカレーを喰うのも恒例。今日はここで戻らず、箱根峠を越えていく。

         

         

        峠はあっというまに越え、ひたすら下り。途中「三島スカイウォーク」なる観光スポットを発見。立ち寄る。チャリ置き場が見たことないくらい立派でびびる。

         

         

         

        「三島スカイウォーク」は、その名の通り空中散歩を体験できる巨大な吊橋。せっかくなので渡ってみる。高所恐怖症のくせに。

         

         

        吊橋から見る沼津の町は絶景。のちに中央のぽこっとした山そばを自転車で通ることになる。

         

         

        吊橋の中央付近。床板は風通しのためヌケていて、下がばっちり見える。怖えぇ…。

         

         

        寄り道終了、こっからは一気に沼津へ。時間はそこそこあまっていたので、あわよくば静岡まで行ってやろうかと思ったが、嫁に馬鹿にされる絵しか浮かばないので、予定通り輪行で帰ることに。まあ、じゅうぶん馬鹿にされるだろうけど。

         


        雨雲と鬼ごっこ。臨海・荒川プチライド

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          今年の夏は天気に恵まれず、ロングライドといえるロングライドは実行できなかった。それでもなんとか強引に走ってやろうということで、以前の秩父ライドと同じメンバー・ルートで荒川北上を目指すことに。

           

          ところが、この日もやはり朝から不穏な天気。風も強いため、中止も想定しつつ、普段走る機会の少ない東京臨海地区のポタリングへと予定変更。ゲートブリッジあたりをぶらぶら。

           

           

          そのまま葛西臨海公園まで行ってみるも、ろくな走行距離を稼げない。このまま不完全燃焼もアレなので、雲の動きに注意しつつ、一度は断念した荒川北上に再度トライすることに。

           

           

          結局は、降ったりやんだりの微妙な天気の中、だましだましで折り返し地点の「みはらし茶屋」に到着。いつもはローディーで賑わうという茶屋も、今日ばかりは閑古鳥。

           

           

          それでも、食った牛すじカレーはうまかった。コーヒーは茶碗でいただくのが渋い。

           

           

          最後は豊洲公園でいったんのゴール。本当はここからさらに自走で帰宅しようと思ったが、品川で豪雨に阻まれ断念。総走行距離90km。なんだかんだでまずまずの距離を稼ぐライドになった。

           


          ヤビツ峠、ソロリベンジ

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            以前のヤビツ攻略以降自らの貧脚を思い知り、登山はもとよりシックスパックなど自転車とは関係なさそうなトレーニングなどにも手を出し、打開策を模索しつつある昨今、いかがお過ごしでしょうか。

             

            ただやみくもに迷走を繰り返しているかと思いきや、少なからずいくつかヒントを得たのも事実。中でも大きな前進と言えるのは「筋肉の使い方がちょっとだけわかった」こと。自転車には「引き足」という技がある。普通は「踏む」だけのペダルを、ビンディングペダルを使って「持ち上げる動作」を推進力にする、というもの。ただ、今まではそれ意味がよく解ってなかった。「踏むんだから、引く動作は同時に行われるにきまってるじゃん」とか「引き足効果なんてプラシーボというか、雰囲気で思ってるだけじゃね?」くらいに考えていた。

             

            が、違った。「引き足」という能動的なアプローチは、確実に走り、とくに登りに影響を与える。それを理解したのは、最初のヤビツ以降、何度か登山やヒルクライムを繰り返してからのこと。なんとなく調子にのってダイナミックにフトモモをあげるような動作を試したところ、瞬間的に驚くような推進力を得た…気がするっ。頭の中は「????!」の状態だったが、何度か繰り返し検証することで「これは筋力が成長して、引き足を使えるようになっている」と実感するに至る。といっても、ルービックキューブでようやく1面揃えられるようになったレベルだが。

             

            そうなると、いてもたってもいられなくなる。かくなる上はヤビツリベンジしかない。「箱根リベンジ」も一瞬浮かんだが、反射的に「いてつくはどう」を発動して、気づかなかったことにする。

             

             

             

            コースは一般的な名古木交差点スタートヤビツ峠頂上ゴール。結果、51分39秒。惜しくも50分切りにはならなかったが、初TTとしてはなかなか満足のリザルト。

             

             

            前回はあまり写真を撮らなかった(というより、その気力がなかった)ので、いろいろ押さえとく。おっちゃんがいかした峠の売店。

             

             

             

             

            ここから大山山頂まで登れる。登りたくないけど。

             

             

             

            裏ヤビツもゆっくり堪能。

             

             

            今回も、裏ヤビツを通って宮ヶ瀬経由の帰路だったが、行ってなかったダムとは逆方向に進路変更。すると、大きな公園とともに、かなり賑やかなお食事処があった。

             

             

             

             

            せっかくだけど、あまり時間がなかったので、メキシカンドッグ的なもので昼食を済ませ帰宅。オギノパンもパス。兎にも角にも「脚の使い方」を検証・実感できたのが、なによりの収穫となったソロライドだった。

             

            ヤビツソロをたおした。しかばねはレベルがあがった。「ひきあし」のとくぎをおぼえた。

             


            ハプニングだらけの荒川、秩父ライド

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              100kmライドにも慣れてきたところで、今度は秩父方面へのロングライドに挑戦。荒川サイクリングロードを北上し、秩父長瀞の日帰り温泉を目指すルート。途中牧場なんかもあって、のんびり快適ツーリングを想像していた。そう、出発前までは。

               

               

              今回は輪行からのスタート。湘南から北千住に電車で移動し、組み立てつつパートナーとの合流を待つ。本日は曇り。気温が高くなりつつある時期、日陰も信号もないサイクリングロードを80km近く走らなければならない今日に限っては、恵まれた天候といえる。合流後すぐに出発。まずは荒川沿いに秋ヶ瀬公園を経て、ジェラートアイスで有名な榎本牧場をめざす40kmの工程。

               

              サイクリングロードは快適だった。湿度はあるものの日差しはおとなしく、朝早いこともあってかそれほど混雑はしていない。アップもそこそこに、アベレージ30km/h前後で一気に距離を稼ぐ。ところが、途中、ルートを見失ってしまい、右往左往して痛いタイムロス。思えば、このへんからハプニングの兆しはあったのだ。

               

               

              その後、何度かルートミスはあったものの、ほぼ予定通りに榎本牧場に到着。開店間もないのに大勢のサイクリストが集うこの牧場では、しぼりたて牛乳たっぷりのジェラートが人気。写真は、ジェラートと関係ない「ぶたさん」だが、娘が味も見た目も大好き、ということでチョイス。…味?

               

               

              牧場を過ぎると、気温も上がってきて晴れ間も見え始めた。何度も言うが、サイクリングロードは信号も、日陰も、コンビニも、トイレも、自販機さえない。条件によっては最も過酷なルートなのだ。休めるところで休んでおく。

               

               

              玉作水門。荒川本流からちょっと離れた隣の川にある。鴻巣都と熊谷の間くらい。ここを抜ければ、一気に熊谷。…のはずだったが、ここで今日イチのハプニングが発生。

               

              「パシュッ!」!?突然の破裂音。疲労のたまった頭でも瞬時に状況を理解する。パンクだ。さて、俺と友人どちらのマシンか?結果、友人の後輪だった。外傷によるものか、気温なのかは不明だが、とにかく、工程半ばでパンクが発生したのだ。ロング中のパンクは、ソロでもグループでも初体験。しかも、よりによってこのタイミングで、日差しは最高潮になる。あたりに日陰はなし。炎天下の中、慣れないパンク修理を行うことになった。

               

              実際のパンク修理は、事前のイメトレとは結構違うものだ。「替えチューブが思いの外歪んでいた」「ボンベの加減が判らない」「どこまでエアを入れたらいいか判らない」「エア入れたら、なんか全体にゆがんでる」等。なんとか自走はできそう、というレベルだ。これはいったん熊谷で、ちゃんとしたサイクルショップで再調整を依頼したほうがよさそうだ。市内までおよそ6km。慎重に移動する。

               

              なんとか熊谷に到着。事前に調べていたので、サイクルショップはすぐに見つかった。とはいえ、いわゆる街の自転車屋さんなので、とくに空気圧とか見ない。かなりざっくり対応ではあったが、「まともに走れる」状態を確保できたこと、これほど嬉しいことはない。去り際にショップのお母さんが気遣ってアメを3つくれた。一つは俺に。もうひとつは友人に。最後のひとつは……っまた俺にっ。お母さん、ありがとう。この炎天下ではすぐ溶けるだろうけど、ありがとう!

               

              パンクのトラブルはなんとか乗り越えるも、すぐに次の問題が発生。「飯を食うところがない」のだ。本来熊谷では軽い食事に止め、ゴール地点でうまいものを食おう、と計画していた。それがパンク騒動で既に1時間ほど押している。軽い食事なんかでは済まされないことは、言葉かわさずともお互い理解していた。ところが、熊谷は駅からすこし離れてしまうと、本当に食う場所がない。友人は疲弊も相まって、せめてファミレスをと望むが、駅に引き返しても、ラーメン屋が一件あるだけ。…熊谷砂漠。そんな四字熟語が頭をよぎる。

               

              仕方ない。ひとまずルートを進みつつ、なにかあればコンビニでもいいので、寄ろう。そんなグロッキーな状態で出会ったのが「うんどん さくら屋」。ここには本当に救われた。クーラーの効いた店内、飲み放題の冷たい水、そして…「うどん、うめえ!」手打ちですこしちじれた独特の麺がうまみたっぷりの出汁に絡む絡む。疲れてるとか、腹が減ってるとか、そういうレベルではないことは、判断力の弱った状況でも理解できた。ここは、ウマイ。なぜ、こんなところにこんな名店が!?今までのハプニングはすべて、この店と出会うためにあったとさえ思えてくる。

               

              名残惜しくも店を出て、気合を入れなおす。目標となる温泉地まではあと20km近くまで迫ってきた。しかし、ここでとうとう友人の足が終わる。そういえば、うどん屋を出てからアベレージが伸び悩んでいた。寄居まではなんとかなるものの、その先に待つヒルクライム攻略は難しいと判断した友人は寄居駅から秩父線で現地合流することを決断。オーケーオーケー、しばし別行動。なんなら鉄道vs自転車の競争だ。こっちは残り15km。幸い、勾配率はそれほどでもない。残った足を使い切る覚悟で、長瀞を抜けて一気に駆け上がる。

               

               

              ようこそ、長瀞へ。

               

               

              そんでもってようこそ、皆野へ。看板の下の自転車マークが謎だけど、かわいい。謎だけど。

               

               

              皆野駅は、半分が燕の巣でできているという、珍しい駅(限りなく本当)。秩父鉄道はスイカは使えない。電車は1時間に1〜2本程度しかこない。

               

               

              秩父の山々。橋の下には目的地の日帰り温泉が。長い一日だった…。

               

               

              その後も「皆野名物のうなぎ屋は時間がかかりそう」「なので入った川魚の店で、結局1時間かかる」「しかも帰り際、近くのほたるの名所を教えてもらい、心が揺れる」などのプチハプニングに遭遇しつつ、予定より随分押した頃、ようやく帰宅。平塚駅では酔っ払いに「お兄さん、今から走りに行くの?」と絡まれるが、そんなわけないでしょ、帰りですよと、丁寧にマジレスでスルー。総距離120km。時間にして約18時間という、未だかつてない長旅となった。

               


              三浦半島周回100kmライド

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                ヤビツを攻略したことで、一気に自転車モチベーションが高まった俺と友人。膝の癒えるのも待たず、早々に次の計画を遂行。それが今回の「三浦半島周回100kmライド」だ。藤沢スタート葉山経由、三崎で休憩して横須賀経由してまた藤沢に戻る。これでおおむね100km。100kmというのは、自転車乗りのひとつの壁である。これを越えると、とたんに世界が広がるのだ。俺自身は過去に少なからず100kmライドは達成しているが、パートナーが未達成ということで、今回のルートを設定してみた。

                 

                もろもろあって予定がすこし押しつつも、まだ朝早いAM9:00、藤沢からまず海沿いへ走る。江ノ島〜鎌倉〜葉山と、134号線をひたすら南下する。ところで、三浦半島は意外にトンネルが多い。アイウェアが暗すぎると危険なので、外せるならトンネル手前で外したほうがいい。度付きの人は慎重に。

                 

                2時間も走ると、あっという間に三崎港にたどり着く。まだ観光客も少ない時間だが、早々にとった昼食は、城ヶ島の海鮮丼屋さん。お腹も満たされたところで、今度は横須賀を目指し、海沿いの道をすすむ。

                 

                 

                城ヶ島西端。写真はパートナーのTREK。

                 

                 

                横須賀を目指して、ひたすら海沿いをすすむ。写真は津久井浜海水浴場あたり。海の向こう側は房総半島。

                 

                さて、三浦半島はちょっとした勾配があるものの、比較的平坦でスピードものるため、かんたんに距離を稼ぐことができた。実際この日も、後半にやや難度の高い登りがあったものの、とくにトラブルもなくPM3:00には藤沢に無事ゴール。総距離96km。駅までの自走を含めて、100kmライド達成だ。ここで自信をつけた我ら。たてつづけに100kmライドを計画するのだが、そこに待ち受ける数々の苦難を、このときはまだ知る由もなかった。

                 


                ヤビツ峠、宮ケ瀬湖ライド

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                  地獄の芦ノ湖ライドから一週間経過した。膝はまだ回復しきっていない。しかし、モチベーションはこのうえなく高い。「この流れを止めるわけにはいかない!」と、根拠の無い責務を負って、今回は無謀にもヤビツ峠に挑戦。ローディーの間では聖地と言われているほどの人気で、かつ難所である。

                   

                  当日は朝8時から、友人と二宮駅で待ち合わせ。こちらは地元なので自走で合流。この時点で既に右膝がやばい。まだ10kmも走ってないのに。合流後、まずは名古木(ながぬき)のセブン-イレブンを目指す。ここはヤビツ攻略の拠点にもなっていて、ロードバイク用のスタンドも常備されている。この日も大勢のサイクリストがたむろっていた。この後、本格的な登りが始まる。

                   

                  登り始めてたった数分で、最初の壁が立ちはだかる。恐ろしい勾配率の直線坂。なんと、この短い区間で2回も休憩。両サイドには民家が並ぶ、まだ峠にすら到達していないこの時点で、早くも心が折れそうになる。

                   

                   

                   

                  なんとかつづら折り区間に入ると、少し楽になる。膝は相変わらずだが、とくに悪化もしていない。まだいけそうだ。針葉樹区間に入れば空気もひんやりとしていて、心地いい。それでも、ところどころで休憩しないと、体力が続かない。箱根以上にゆっくりと登っていく。

                   

                   

                  中間位置にある休憩ポイント。トイレはあるが自販機はない。

                   

                   

                  吸い込まれるような景色。写真を撮りたいが、一歩先はリアルに吸い込まれそうな絶壁。

                   

                  休憩後も、ところどころ足を止めつつ、ぎりぎりのところでようやくゴール。高度760m超。スカイツリーよりも高いところを、自転車2台で走ってきたのだ。あまりの疲労に、ゴール地点で写真撮るのを忘れてしまった。ボトルを補給して、今度は裏ヤビツを下って宮ヶ瀬湖を目指す。

                   

                   

                  裏ヤビツの途中。自転車はすごくバテている感じになっちゃったが、下りばっかなので、それほど疲れはない。

                   

                   

                  宮ヶ瀬湖に到着。距離は二宮からヤビツまでと同じくらいあるが、下り中心なので、あっという間に着いた印象。それにしても、宮ヶ瀬ダムはデカイ。ソロでも何度か来ているが、折り返し地点として程良い達成感を与えてくれるランドーマークして、重宝している。

                   

                   

                  エレベーターで、ダムの下に降りることもできる。

                   

                  宮ヶ瀬からは来た道をすこし戻って、平塚まで一気に下る。疲れはないが、平坦に差し掛かる頃、とうとう右膝が終わってしまった。箱根以上の痛みを発し、ついには踏み出しさえできなくなった。左足だけでは20km/h程度しか出ない。

                   

                  それでもなんとかこらえて、ようやく平塚ゴール。総距離80km。距離はたいしたことないが、膝のダメージを抱え、700mの峠を超えたうえでの記録としてはなかなかだ。でも、流石に、膝は休めないとやばい。やばいのだが、ちょっと落ち着くとすぐ走りたくなる悪い癖。頭のなかでは既に次のプランを計画している。「三浦半島周回100km」が次回のルートだ。

                   

                   

                   


                  湘南、芦ノ湖ソロライド

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                    「最近、乗れてないな…」思い立ったのは、たまたま仕事が落ち着いた週末。天気もいいし早起きしたから、普段いかない方向に走って行ってみようと、とくにプランをたてないまま、小田原方面に向かったのがきかっけで、今回のライドは始まった。湘南から小田原までは24km程度。トレーニング不足とはいえ普段20〜40km走ってる足には、散歩程度の距離。午前中、10時そこそこについてしまった。さて、どうするか。

                     

                    ここで引き返せば、お昼前に家に戻ってしまう。総距離50km前後はやや物足りない。しかし、次に折り返し地点としてふさわしいランドマークといったら「芦ノ湖」くらいしかない。峠越えの難コースなうえ、往復すれば100km近くなる。なにも準備してこなかった自分に越えられるルートとは考えにくい。

                     

                    「まあ、行ってみるか」決断は早かった。なにも準備してないんだから、最後まで行けなくて当たり前。途中でだめなら戻ってくればいい。そう思って、ひとまず箱根湯本方面へ舵を取る。しかし、このとき、自分が人一倍「負けず嫌い」な性格であることを、客観的に理解しておくべきだった。

                     

                     

                    選択したルートは国道一号線。比較的初心者向けであろうコース。箱根湯本を過ぎると、ゆるやかながら勾配が上がってくる。途中、新緑の季節ならではの景観や霊験あらたかな滝を拝みながら(休みながら?)とくに疲労もなく大平台を目指す。ふだんのトレーニングプランに湘南平を設定しているおかげか、このくらいの勾配率はなんてことない。なんだ、余裕じゃねえか、箱根。

                     

                    …甘かった。このコースの本番は宮ノ下温泉街をすぎたあたりから。途端に勾配率は増し、11-32Tを装備したビアンキが悲鳴を上げ始める。いや、悲鳴をあげているのは俺自身か。キツイ理由は他にもある。宮ノ下以降コンビニはなく、なんなら自販機すら怪しい。準備不足なうえ、補給を怠っていたため、水分補給がままならないまま、標高800m越えをせざるを得なくなっていた。「引き返すか?」しかし、性格的にその選択肢はなかった。ギアは落とせるところまで落とし、上体を起こし、出来る限り酸素を取り込むように、大きく呼吸しながらゆっくり、ゆっくりと登っていく。自販機を探しながら。

                     

                     

                    突如、道の先が見えないポイントに到着。「頂上か?」一瞬胸が高まるが、超えてがっかり。正面には清々しいほどまっすぐな下り坂が続くが、その先にはすぐにまた登りがあることが、この地点からもはっきり伺える。「絶望」の二文字が浮かぶ。「ひとまず補給を」もう、トイレの水でもなんでもいい。そう思ったら、坂を下りきったあたりにようやく自販機を発見。ボトル2本分のドリンクと補給食をとりつつ、スマホで現在地と目的地を調べる。

                     

                    …あれ?もうここ頂上じゃね?

                    実は、この先に見えていた坂はそれほどでもなく、しかもそのテッペンこそが、国道1号最高度となる地点だった。そこからは芦ノ湖まで一気に下り坂。ようやくのゴールとなった。こんなにきつかったのは高崎ライド以来だ。

                     

                     

                    駅伝ミュージアム前。フードコーナーもあったが、あまりぐっとこなかったので、食堂「フジミヤ」でカレーを食う。すげえウマイ。

                     

                     

                    芦ノ湖は風も穏やかで、いい天気。一日ここでぼーっとしていたい。

                     

                     

                    芦ノ湖手前の「精進池」。同じ湖なら、個人的にはこっちのが好き。

                     

                    さて、周回コースでない限り、目的地についたら引き返さなければいけない。しかし、ここで大きな問題が発生。「既に足が終わってる」のだ。長い峠道で、右膝に相当なダメージを受けている。平坦はともかく、既に登れる足ではない。ところが、芦ノ湖から先の最高度地点まで、そこそこの登りだ。ついさっき、ばかみたいにはしゃいで降ってきた自分に言いたい。「バーカ」と。

                     

                    膝の痛みをだましだまし登る。なんとか最高地点に戻った時は「これ、帰れないかもわからん…」という状態になっていた。しかし、ここから湯元までは延々下り。ある程度の回復も期待できる。今はそれに賭けるしかない。

                     

                    小田原まで戻った時は、確かに若干回復していたものの、二宮あたりでぶり返し、その後はほとんど「左足」だけで漕いでいたと記憶している。残りHPはレッドゾーン。なんなら「せんとうふのう」の状態で、やっと自宅に到着。総距離96km。獲得標高は1800mを超えた。

                     

                    今回は、「試合に勝ったけど勝負に負けた」というのが正直な感想。やはり準備不足はいけない。そして、体調不良を感じたら諦める勇気も必要だということ。そしてなにより、日々のトレーニングの重要性を改めて感じる。しかし、すぐには動けない。なぜなら、膝が死んでるから。実際、この後約1か月に及ぶ膝の痛みとの戦いが待っているのだ。

                     

                     


                    ニューマシンで多摩川ライド

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                      バイク東京以降、仕事に追われ、ロングライドというロングライドに出向けないまま年末を迎える頃、ミニベロの性能に限界を感じ(というか、単に物欲で)本格的なロードバイクへの乗り換えの検討を始める。清志郎も乗ったトレックにするか、アルミなのに軽量なキャノンデールか、純国産のブリヂストンアンカーも捨てがたい。悩んだ末、嫁の「かわいいからビアンキにしなよ」の一言で、ビアンキセンプレPRO、フルカーボンの105コンポに決定。カラーは当然チェレステ。庶民派WEBデザイナーにはちと優しくない値段だったが、購入直前に「一生モノ」という呪文を唱えたので、経済的ダメージを「知らなかったことにする」ことに成功した。

                       

                      しかし、納車後も忙しく、まともに乗れるようになったのは4月に入ってから。ルイガノ号もよく走ったが、さらに一回り上を行く性能に、いてもたってもいられなくなり、友人を誘って多摩川ライドを計画した。

                       

                       

                      スタート地点は二子玉川駅付近の多摩川二子橋公園。自走も考えたが、時間節約のためキャリアで搬送。事前に用意しておいてよかった。友人の到着を待って出発。友人の愛車は黒いボディがイカしたカーボンフレームのトレック。これも、悔しい程いいマシン。

                       

                      今回のコースは、川沿いにあるサイクルショップ、ワイズロード府中多摩川店で折り返し、公園に戻る往復コース。総距離約50km。多摩川サイクリングロードは工程のほとんどが平坦で、真夏のそれとは異なり、信号に邪魔されない爽快なライドがひたすら続く。ルートは幅が狭く、対抗する自転車とぎりぎりのところですれ違う。ジョガーもあり、ウォーカーもありで、交通量は少なくない。この状況で全速力で踏むのは危険。それでも、壮大な景色とか、吹き抜ける風とか、新緑の時期ならではの臭いとか。ありあまる程の多幸感を得られる、これこそがサイクリングロードの醍醐味だろう。

                       

                      それゆえ、折り返し地点まではあっという間だった。時間もお昼時だが、この付近に飲食店は少ない。そこで近くの聖蹟桜ヶ丘駅付近まで進み、食事をとることに。「PIZZA SALVATORE CUOMO 聖蹟桜ヶ丘」でバイキング形式のランチを堪能。

                       

                      さて、聖蹟桜ヶ丘といえば、知る人ぞ知る、某アニメの聖地。そう、ジブリの隠れた名作「耳をすませば」の舞台がここだ。印象的なのが「いろは坂」。自転車で二人乗りするシーンが有名ゆえか、訪れるローディーも少なくないという。

                       

                       

                      作画のモチーフにもなったロータリーに到着。

                       

                       

                      ロータリー前の雑貨屋では、例の人(猫)がお出迎え。

                       

                       

                      そうこうしてるうちに、無事ゴール。あっと言う間の50km。ロングライドというよりは足慣らしといったところだが、GWイベントとしては、よい体験になった。このあと友人を自宅まで送って帰宅。今後待ち受けている本格的(というか無謀)なロングライドにむけて、今は体を休めておく。

                       

                       


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